みんなの疑問に答えます
- TOP
- >
- みんなの疑問に答えます
Question
レジ袋削減に関する様々な疑問に対して、環境省からお答えします。
Q.1
レジ袋だけ減らしても意味がない?
日本のプラスチックごみ全体のうち、レジ袋はごく一部と言われているため、レジ袋だけ減らしてもプラスチックごみ問題が解決するわけではありません。
レジ袋は、国民の皆さんが1人1日1枚使っていると言われるほど非常に身近なものです。普段、何気なくもらっているレジ袋の有料化を通じて、そのレジ袋が本当に必要か考えていただくきっかけに、さらには、プラスチックごみを取り巻く様々な問題、海洋プラスチックごみ問題や資源の枯渇、地球温暖化等について知っていただき、プラスチックとの付き合い方を見直す機会としていただきたいと考えています。
世界では既に60カ国以上が、レジ袋に対して使用禁止や有料化などの規制を設け、レジ袋の削減に取り組んでいます。
非常に身近なレジ袋との付き合い方からまず見直していただき、マイバッグだけでなくマイボトルも携帯する、プラスチックごみはしっかり分別する、植物由来のプラスチックや紙などの再生可能な素材、リサイクル素材などでできた商品を購入する、といったライフスタイルを取り入れていただきたいと考えています。
みなさんギョ一緒にレジ袋の有料化を
通じて、プラスチックとの付き合い方を
見直してみましょう!
Q.2
マイバッグは新型コロナウイルスの感染拡大の原因になる?
マイバッグの使用によって店員と消費者との接触機会が増え、新型コロナウイルスの感染リスクが高まるのではないか、と心配する声があります。
マイバッグの利用がただちに新型コロナウイルスの感染拡大を引き起こすという科学的な証拠は、現時点では見当たりません。
また、買物の際は、マイバッグやレジ袋のほか、商品、買物カゴ、現金、カードなど様々なものを店員と消費者との間でやり取りする可能性がありますので、手洗い・消毒をしっかり行い、それまでは手で顔を触らないといったことが重要です。
小売業関係の業界団体が策定した「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」では、マイバッグへの袋詰めは消費者自身で行っていただくことについて協力を呼びかけることとされています。消費者と店員双方の感染リスクを増大させないため、このような対応も重要となります。
また、WHOによると、新型コロナウイルスはプラスチックの表面では最大72時間生存すると発表されていますので、複数のマイバッグを3、4日おきに使用したり、定期的に洗ったりすることで感染リスクを減らすことができると考えられます。
手洗い・消毒の徹底!
みんなで協力して感染リスクを減らして
いきましょう!!
Q.3
マイバッグはエコじゃない?
マイバッグには、綿やプラスチック製など様々なものがあります。
国連環境計画(UNEP)によると、マイバッグは綿製で50回以上、厚手のプラスチック製で10回以上使用しないと、一般的な薄手のプラスチック製レジ袋を1回で使い捨てる場合に比べて、温室効果ガスの排出量が多く、環境負荷が高くなるとのことです(※)。
つまり、マイバッグを継続的に利用することが重要といえます。
※UNEPが7つのLCA(ライフサイクルアセスメント)研究をレビューし、政策決定者等に対して提言をまとめた「Single-use plastic bags and their alternatives」(2020年3月)より引用。本レポートは、従来のプラスチック製レジ袋と、紙袋・リユースバッグ(マイバッグ)・使い捨てバイオマスポリエチレン配合のレジ袋・生分解性プラスチック配合のレジ袋等について比較研究し、使用回数、廃棄処理の手法、環境項目等に応じて、環境上のメリット・デメリットは様々であることを指摘。
マイバッグを長く大切に使い続けることが
エコにも繋がります。